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2007年2月13日 (火)

フォントの字形変更問題

Katusika JIS2004対応MSフォントをインストールして扱える文字数は圧倒的に増えたわけだが,それに伴う副作用が巷では結構問題視されているようだ。もちろん,私の場合はわかってインストールしているんだけど(ほんとか?),問題なのは Windows Vista ユーザー。このフォントを標準搭載である。見た目が変わったのはユーザーインターフェィスだけではない,という具体例だろう。

 右の“葛飾区”はどれも「かつしかく」と打って変換したもの。但し表示しているフォントが上からJIS2004対応MS明朝,JS平成明朝W3[JISX0213:2004],JS明朝,AR明朝体L,DF平成明朝体W3である。上の2つが「人」カツ,下の3つが「ヒ」カツになっている。で,「カツ」飾区のカツはどちらが正しいのか,というと,「人」カツの方だということで,これは今回のフォントの字形変更によって正しく表示・印刷できるようになったわけだ。しかし,それによってこれまで「ヒ」カツを使っていた方が正しく表示されなくなってしまった。実際,これを同じフォントで解決する方法は“OpenType feature tag”というのを切り替えることで可能らしいのだが,この機能に対応したソフトがWindowsにはほぼ皆無ということ。今度Vistaのと同時に発売になったOffice2007もどうやら対応していないらしい。

 まぁ,今になってこういった例を問題視するのもどうかとは思うけど。これまでも様々な異体字の中でどれを正字とするかはこの手の分野では大きな問題として取り上げられてきたらしいし。活字として文字を表す以上限界がある,とあきらめて使うしかないか,それともあくまでもこだわって“超漢字”でも使うかは,まさに自由だぁ!!,ってこと,かな。ちなみに,MacOS上で動くソフトの中には,異体字の切り替え機能をもつソフトがいくつかあるみたいなので,これを機会にWindowsと決別する,という人は...,はたして出てくるのか?

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