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2007年1月15日 (月)

表計算ソフトあれこれ1

 ワープロソフトは既にあれこれ使い分けたりとか,どれがいいとかの迷いはないのだが,表計算ソフトとなると,どれもこれも一長一短がある。最大のシェアはやはりExcelなのだろうし,それに異論を唱える気は全くない。それでもJustsystemの三四郎と使い分けているのには訳がある。

 Excelの優れている点

  • フィルハンドル。Windowsの発売元からしてあのユーザーインターフェイスは邪道だろうという思いもちらっとあるのだが,範囲を指定するだけで連続データを入力できたり式をコピーできる操作性は抜群。
  • コンテキストメニュー。選択範囲に応じて開くメニュー項目は,何をしたいかという内容がかなり洗練されていると思う。

もちろん,シェアのうえから他の人とのデータのやりとりに一番適している,というのもあるかもしれないが,自分で使う際にはさほど関係ない。

 一方,Excelの気にくわない点

  • 印刷の汚さ。画面上ではおさまっている文字も印刷してみるととぎれている,という日本語処理のまずさ。聞くところによると,日本語がいけない,と某世界の億万長者は公言しているらしい。
  • ブランクセルの扱い。私は""をブランク(空白)だとは認めない。れっきとした文字データである。条件式組んで計算していくときに文字データが入っていると認識する仕様はいただけない。

三四郎が優れていると感じるのはこのExcelの気にくわない点の裏返しである。一太郎とマッチする出力のよさ,文字がとぎれるということはないし。それにExcelでは

=IF(ISBLANK(A1),,A1)

なんて式が入っていると,A1セルにデータが入っていなければ0という数値になる。何も表示させたくなければ条件が真の場合には ""(ヌルストリング) を入れなければならない。データが入っている場合,数値が文字列かでそのセルのデータが数値か文字かのどちらかになる。これではその後の計算の条件判断に支障が出る場合がある。しかし三四郎の場合,

=If(IsBlank(A1),,A1)

という式では,A1セルにデータが入っていなければ何も表示しない。そのセルはブランクセルとして扱われる。もちろん0でも""でもない。これはデータのカウントをするときには意味が変わってくる。そして,このセルの値を使って四則演算をするときには大きく意味が変わってくる。三四郎なら空白セルとして扱うので0として計算するが,Excelなら即エラーである。だって文字("")を使って演算しようとするから。計算というソフトの扱いであれば,三四郎の方がデータの扱い方が自然な気がするんだけどなぁ。

 もっとも,Excelを

表が簡単にかけるワープロソフト

として使っている方もたくさんいるようなので,そういう方々には関係のないことなのかもしれない。

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