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2006年10月16日 (月)

廃油をリサイクル

Sekken 選択理科の実験で廃油から石鹸を作った。作り方は次の通り。

  1. 水200gに水酸化ナトリウム56グラムを加えてよく溶かす。
  2. 廃油400gを加えてよくかき混ぜる。
  3. 牛乳パック等の型に入れて固める。

基本的な作り方はこれだけである。油の種類にもよるようだが,油1に対して水酸化ナトリウム0.14,水0.5(重量比)で混ぜて作る。水酸化ナトリウムは皮膚を溶かすので入れすぎてはいけない。ただ,今回の場合は「塩析」という工程を行ったので,石鹸づくりの際には十分油が反応する量より少し多めに水酸化ナトリウムを測りとった。

 さて,ここまでの工程を行って石鹸を作ったのは2週間前。できたものはやはり廃油独特の臭いがする。で,「塩析」というのを行うわけだが,これは要するに石鹸を一度全部溶かした後,再度固めて取り出すこと。この際に石鹸の中に含まれていた石鹸以外の成分を取り除くことができる。やり方は,

  1. 石鹸200gに対し,水400gを加え,よく溶かす。
  2. 水200gに食塩40g溶かした食塩水を1.の石けん水に加えよくかき混ぜる。上に石鹸が分離してくる。
  3. 下に分離した液を取り除く。(余分な水酸化ナトリウムなどの不純物が含まれるので注意。)
  4. もう一度2・3.の工程を繰り返す。
  5. 200gの冷水を加えてよくかきまぜ,石鹸に混ざっている食塩を取り除く。

上の写真は塩析・洗浄が終わって分離を待っている段階。今回,塩析・洗浄はペットボトルを使ってやったので非常に楽だった。あとはペットボトルの底に穴を開けて貯まった水を捨てて,しっかり固まるのを待つのみ。

 ちなみに,2週間前にできた石鹸の半分はまだ残っている。写真はその半分でできたものなので,天ぷら等をしたあとに残った廃油だったらどれだけ石鹸ができるのだろう...。

 ついでに,今日の掃除時間に,賞味期限の切れた未開封のサラダ油1.8l×2が出てきた。さぁ,どれだけ石鹸ができることだろう(-_-;)。

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