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2006年6月25日 (日)

日本の伝統工芸

 日曜日は「鉄腕DASH」である。今日はその中で「旗作り」をやっていた。

 この番組では何でもかんでも手作りである。旗を作るには,まず布が必要だが,布を作るには糸がいる。糸を作るにはその元になる木綿から栽培を始めて...,となると,今回の番組ができるためにはおよそ2年前から着々と準備を行っていたわけだ。

 工程としては,

  • 木綿を栽培して収穫。
  • 撚って木綿糸を作る。
  • 糸を染色。
  • 図案に合わせて染めた糸を使って機織り。
  • 縫い合わせて旗を作る。

こういう工程をすべてやる。染める際の染料もすべて栽培する。畑の手入れなどは,もちろんスタッフや地域の方々などの協力が大きいとは思うけど,いくつもの工程を経て自分たちで作り上げたものには愛着がわくだろうな。

 すごいなと思ったのは,糸を染めていく段階。木綿糸を紅花や藍からとった染料で染めていくんだけど,色それぞれで染め方が違う。藍色ひとつとっても,染料につけて空気にさらすと染料が酸化されて緑っぽい色が青へ変化。1度目,2度目,3度目とだんだん色が濃くなっていく。調べてみると,(生地の種類にもよるのだそうだが,)

浅葱色縹(はなだ)色→藍色紺色

となっていくんだそうだ。手間隙かかるなぁ。

 しかし,この植物のこの部分を使って,こういう方法で染めるとこの色になる,なんていうのは長い年月かけて,いろいろな試行錯誤の末に得てきたノウハウなんだと思う。改めて

人間ってすごいっ!

と思うわけであった。

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