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2006年11月17日 (金)

Broadband Readyな環境

 一時期“ネットデー”という言葉をよく耳にした。これは,学校内のLAN環境整備を推進するために,保護者・地域の方々やネットワーク関係に詳しい方々の協力をえながら,自分たちで校内LANを構築していく,というものだ。実際前任校に勤務していた頃,自分の職場はもちろんのこと,同一市内のいくつかの学校のLAN構築に関わった。
 でもって,LAN導入が当たり前の環境で生活すると,その便利さにスタンドアローンな環境には戻れなくなる。今の職場に赴任してきて,順次職場内のLAN環境の整備を,職員みんなで取り組んできた。今では理科実験室,技術工作室を除くすべての教室でLANが使用できる。もちろんインターネットへも学校内のほとんどの教室から接続可能な状態にある。

 赴任して1年目は,インターネット用の電話回線がきている集会室から中学校の校舎を経由して職員室のある校舎までケーブルを引いた。学校のパソコンは集会室にあったので,児童・生徒,職員全員がLAN経由でパソコンを使用することができるようになった。昨年7月末,村長から村のブロードバンド化推進の話を聞いた。いずれは島にもブロードバンド回線がやってくる。ならば今度はすべての普通教室からもLANが利用できるようにしよう,ということで,昨年は小・中すべての普通教室でも,パソコンを持ち込めばLANが接続できるように整備した。データの管理・プリンタの共有利用等,整備はほぼ完了。あとはブロードバンド回線がやってくるのを待つのみである。

 現在は,ISDNのダイヤルアップルータを使ってのインターネット接続である。ブロードバンド回線が通じたら,今度はこの部分をブロードバンドルータに置き換えるだけでよい。もちろん,ブロードバンドルータのようにほぼ常時接続できるような環境の場合は,セキュリティに関する設定も今以上にしっかりする必要があるだろう。

 ところで,十島村の他の学校の現状は?,というと,私の職場のように,その学校の職員でLAN環境を整備した学校もある。ただ,インターネット回線への接続を含めてのLAN整備まで行われているかは把握していない。また,学校によっては,ブロードバンドの実証実験のために3校,整備を進めてもらったところもある。来年に入ったら,もう1校実験に加わるらしい。しかし,これらの学校も実証実験終了後はその設備がどうなるかは(私は)わからない。いずれにしても,専門の業者に委託をしてのLAN整備を行ったところは1校もない(はず)。

 自分の職場から他校へ連絡が必要な場合,いろいろな方法が考えられる。

  1. 電話やFAX。
  2. 各学校あてのメール。
  3. 公用扱いで船便。

などなど。簡単な連絡などについては1.で。たくさんの書類等の送付が絡んでくると3.で,ということになるが,インターネット環境が快適に使えるようになると,2.のメールでのデータのやりとりも有効な手段である。ただ,これがうまく機能するためには,すべての学校が確実にインターネットに接続できる必要がある。現在のところ,「インターネットの調子が悪くて...。」と,インターネットでのデータの送受信に難色を示す学校があるので,そのあたりの実態をしっかり把握してもらって,整備を進めていくのも,ブロードバンド化推進と平行して必要であると思う。

 もちろん,「インターネット」の調子が悪いのではない。インターネットに接続するための設定が正しく行われていない,というだけである。陸続きでさぁ~っと行けるところなら設定しに行くんだけど,離島ゆえにそう簡単にはできないのが難点である。

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